ホームページが更新できないまま放置している原因と対処法

「ホームページが更新できない」原因と、放置しているサイトを取り戻す手順を解説する記事のアイキャッチ

何年も前に作ったホームページを、そのままにしている。営業時間も料金も古いまま、気にはなっているのに手を付けられずに放置している。そんなときは、作り直しを考える前に、なぜ更新できないのかを分けて考えるところから始めましょう。

この記事では、更新できない理由を4つに分け、自分で確かめる手順と、頼むかどうかの目安をまとめます。最初に確かめるのは、「ドメイン」「サーバー」「管理画面」の3つが、いま誰の手にあるかです。

目次

ホームページが更新できない理由を4つに分ける

ホームページが更新できない理由は、主に次の4つに分けられ、どれに当たるかで最初にやることが変わります。

更新できない理由を4つに分けた図。ログイン情報が分からない、作った会社や前任者と連絡が取れない、自分では触れない作り、入れるが古くて触るのが怖い、それぞれで最初にやること
  • ログイン情報が分からない:管理画面の入口や、ユーザー名・パスワードが手元に残っていない状態です。
  • 作った会社や前任者と連絡が取れない:更新を任せていた相手に、頼めなくなっている状態です。
  • 自分では触れない作り:ページのファイルを直接書き換えないと変えられない作りで、管理画面そのものが無い場合です。
  • 入れるが、古くて触るのが怖い:ログインはできても、長く更新していないために、どこを押すと壊れるか分からない状態です。

1つめと2つめは、情報や権限を取り戻せば先に進めます。3つめと4つめは、取り戻したあとに「どう直すか」を考える必要があります。

3つめかどうか分からないときは、自分のサイトが WordPress で作られているかを見てみましょう。パソコンの Chrome などのブラウザでページを開き、右クリックの「ページのソースを表示」で、「wp-content」という文字を探します。文字を探すときは、キーボードの Ctrl と F を同時に押すと(Mac は command と F)、検索の欄が開きます。

「wp-content」は WordPress が使うフォルダの名前なので、見つかれば WordPress で作られている目安になります。見つからなくても、WordPress 以外の仕組みで作られていて、別の管理画面があることもあります。どちらか判断がつかなければ、引き継ぎを頼むときに見てもらうのが早いでしょう。

「更新したのに反映されない」は別の話

管理画面で直したのにページが古いままなら、ブラウザが前の表示を覚えているだけのこともあります。再読み込みするか、スマートフォンなど別の端末で開いて、新しい内容が見えれば更新は済んでいます。

更新できないときに、まず確かめる3つ(ドメイン・サーバー・管理画面)

ホームページには、住所にあたる「ドメイン」、ファイルの置き場所にあたる「サーバー」、中身を直す「管理画面」の3つが関わっています。この3つが誰の名義で、どこにあるかが分かれば、次に何をすればよいかがはっきりします。

まず確かめる3つの図。ドメインはJPRS WHOISやICANN Lookupで持ち主と有効期限、サーバーはネームサーバの欄と支払いの記録で契約先、管理画面は「パスワードをお忘れですか?」で案内が届くかを確かめる

1. ドメインの持ち主と有効期限

ドメインは「example.co.jp」のような、サイトの住所の部分です。ドメインの名義や有効期限は、WHOIS という仕組みで調べられます。末尾が「.jp」のドメインなら JPRS WHOIS、「.com」などなら ICANN Lookup で、ページのアドレスではなく「example.co.jp」の部分だけを入れて検索します。

結果には、持ち主の名前と有効期限が載っています。「co.jp」などは有効期限の欄が無く、「状態」の欄のかっこ内の日付が期限です。ただし、公開代行や名前を表示しない設定を使っていると、持ち主の欄に本当の持ち主ではない会社の名前が出たり、名前が出なかったりします。

持ち主がはっきりしないときは、毎年の請求書やカード明細に、ドメインの更新費用が載っていないかを探しましょう。作った会社が費用を立て替えていた場合は、その会社からの請求書に「ドメイン」の項目がないかを見ます。

2. サーバーの契約先

サーバーは、ホームページのファイルを置いている場所です。WHOIS の結果にある「ネームサーバ」の欄(画面によっては「Name Server」「Nameservers」)を見ると、その名前から契約先の見当が付きます。たとえば当社(Creap Tail)のドメインでは「NS1.XSERVER.JP」と表示され、エックスサーバーを使っている見当が付きます。

一方で、当社のドメインの申し込み先は、お名前.com でした。このように、ドメインとサーバーで会社が分かれていることもあるので、最後はレンタルサーバーの利用料の支払い記録で確かめるのが確実です。

3. 管理画面に入れるか

WordPress の管理画面は、標準ではサイトの URL の後ろに「/wp-admin/」を付けて開きます。ユーザー名とパスワードが分からなければ、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から、パスワードを作り直せます。ユーザー名かメールアドレスを入れると、そのアカウントに登録されたメールアドレスへ、作り直すための案内が届きます。

つまり、登録されているのが制作会社や、辞めた人の個人のメールアドレスだと、案内は自分には届きません。ほかに管理者として入れる人もいなければ、サーバーに入って作業する別の方法になるので、ここは頼んだほうが早いところです。Gmail のアドレスなのに案内が届かないときは、WordPressのメールがGmailに届かないときの原因も疑ってみてください。

なお、ログインの入口を変えているサイトもあり、当社のサイトも「/wp-login.php」では開きません。入口が見つからないときは、作ったときの書類やメールに、ログイン画面の URL が書かれていないか見てみましょう。

ログインできたら、WordPress の標準の作りなら、会社概要などは管理画面の「固定ページ」、お知らせなどは「投稿」の一覧から、該当するページを開いて直します。料金表が画像で載っている場合は、画像を作り直して差し替える必要があります。全ページの下に出る営業時間や住所などは、管理画面の「外観」のメニューの中で設定されていることがあります。

制作会社と連絡が取れないときの進め方

まだ作った人や辞めた担当者に連絡できるなら、自分用の管理者ユーザーの追加と、ドメイン・サーバーの契約先を教えてもらうことだけでも頼んでおきましょう。管理者ユーザーの追加は、離れていても管理画面でできます。

連絡が取れないときは、まず手元の書類を探します。作ったのが知人や個人の方の場合も、進め方は同じです。契約書、見積書、請求書のどれかに、保守の契約があったか、ドメインやサーバーの費用を誰が払っていたかが書かれていることがあります。

次に、先ほど確かめたドメインとサーバーの名義を見比べます。どちらも自分の会社の名義なら、ほかの制作会社や担当者に引き継いでもらいやすい状態です。相手の名義になっている場合は、名義を移してもらう相談をすることになります。

メールや電話がつながらなければ、所在地あてに書面で送る方法もあります。それでも連絡がつかないまま名義が相手に残っているときは、引き継ぎを頼む会社や、弁護士などに相談してみてください。

別の会社に引き継ぎを頼むときは、次のものを揃えておくと話が早く進みます。

  • ドメイン名と、WHOIS で確かめた持ち主の名前・有効期限
  • サーバーの契約先と、契約しているのが誰か
  • 管理画面に入れるかどうか(入れるなら、「ユーザー」の一覧で自分が「管理者」になっているか)
  • 契約書や請求書など、手元にある書類

全部が揃っていなくても相談はできますが、どこまで分かっているかを伝えられると、費用の見積もりもしやすくなります。

ホームページを放置し続けると起きること

更新できないまま放置していると、営業時間や料金が古いまま残り、見に来た人が問い合わせをやめてしまうかもしれません。表示の崩れや不正アクセスなど、WordPress やプラグインを古いままにしておくリスクは、ホームページの運用・保守の記事で詳しくまとめています。

もう1つ、見落としやすいのがドメインの有効期限です。期限までに更新されずにドメインがなくなると、そのドメインで開いていたサイトも、そのドメインのメールアドレスも使えなくなります。.jp のドメインを管理する JPRS は、なくなったドメインが一定の期間の後に第三者に登録され、悪用されることがあると注意を呼びかけています。

WHOIS で見た有効期限が近く、持ち主と連絡が取れないときは、サイトを直す話とは別に、早めに相談してください。

自分で直すか、頼むかの目安

名義や入口を確かめるところまでは、この記事の手順で自分で進められます。自分で進められるものと、頼んだほうが早いものに分けると、次のようになります。

自分で進められるものと、頼んだほうが早いものを左右に並べて比べた図

自分で進められるもの

  • WHOIS で、ドメインの持ち主と有効期限を確かめる
  • 支払いの記録から、サーバーの契約先を確かめる
  • 「パスワードをお忘れですか?」から、パスワードを作り直す
  • ログインできたあと、営業時間などの文言を直す

頼んだほうが早いもの

  • 案内のメールが届かず、管理画面に入れない
  • ドメインやサーバーが、制作会社の名義になっている
  • WordPress や PHP を新しくすると、表示が崩れそう
  • ファイルを直接書き換えないと変えられない作り

自分で WordPress や PHP(WordPress を動かしている仕組み)を新しくするなら、別の環境に複製して試してから本番に反映すると安心です。複製の方法は UpdraftPlus でサイトを複製する手順、エックスサーバーで試す場所だけ PHP を切り替える方法は PHPのバージョンを切り替える手順で紹介しています。頼んだ場合の費用は、どこまで取り戻せているかと、作業の量によって変わります。

まとめ

ホームページが更新できないときは、まずドメイン、サーバー、管理画面の3つが誰の手にあるかを確かめましょう。そのうえで、パスワードの作り直しや文言の修正は自分で、名義の移し替えや古い WordPress の更新は専門の人に、と分けて進めるのが近道です。Creap Tail では、ホームページの制作と、公開後の保守を承っています。

更新できなくなったサイトの引き継ぎや、名義の確認から一緒に進めることもできます。料金は料金プランで公開しています。費用の相場や見積もりの見方は「個人事業主のホームページ制作費用の相場と、見積もりの見方」にまとめています。宮城県東松島市・石巻市とその近郊の方は、対面での打ち合わせにも対応しています(宮城県東松島市・石巻市のホームページ制作)。ご相談はお問い合わせフォームからどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次